業務紹介

鉄骨鳶とは

鉄骨鳶は、建物の土台を作るために、クレーンを使いながら、柱同士をつないでいき、鉄骨の柱を設置します。

作業は、クレーン作業や高所での作業が多いため、一歩間違えれば大事故につながります。

例えば、クレーンでの設置は、荷吊りする際に吊り方一つから細かく計算して行います。

計算を間違えた場合、ロープが切れたり、風で資材が流されたりしてしまうため、大変危険です。

吊り上げた後は、高所で柱をつなぐ作業をするので、自分の怪我はもちろん、周囲の人間も気遣いながら作業しないと、大事故につながるため集中して作業しなければいけません。

危険が伴うので、安全面に配慮して作業しながら、仕様通りの構造をより美しく組み上げるのが、鉄骨鳶の業務です。

鉄骨鳶とは

鉄骨建方

鉄骨建方は、建物の骨組を組み立てる上で、基盤となる、とても重要な工程です。建物を組み立てていくにあたり、まずはしっかりとした骨組を作る必要があります。

その工程を「鉄骨建方」と言います。

この基盤となる鉄骨が組み上がって、初めて次の工程に進むことができます。

基盤となる鉄骨は、寸分の狂いもないよう、熟練の技術で、ミリ単位まで合わせて組み上げます。一つでも間違えれば命に関わってきますので、安全性・確実性が求められます。耐震補強にも欠かすことができないため、大型の建物など建設する規模が大きくなるにつれ、重要度も高くなります。

鉄骨建方

ボルト入れ本締め

建方で組み上げられた鉄骨同士を、水平・垂直方向を整えながら固定する工程を「ボルト本締め」と言います。

ボルトは、一度に強く締めると鉄骨同士の接合部分に遊びがなくなり、まだ締めていない箇所の接合部分にずれや歪みが生じる場合があるため「一次締め」「本締め(二次締め)」と呼ばれる作業工程に分けて締め付けます。

単純な作業ですが、安全かつスピード、そして正確性が要求されます。

ボルト入れ本締め

鍛冶工事

鉄骨を搬入した時には、正確な加工がされていないため、現場で設計図をもとに、溶接加工していき、細かく正確に仕上げていきます。

溶接加工を行い鉄骨やボルトを固定して、緩みをなくしていくことで、建物の耐久性・耐震性を高めることができます。

建物の基礎となる鉄骨を溶接加工するため、正確な溶接技術が必要になります。

鍛冶工事

タッチアップ

一度塗装工事で仕上げた鉄骨を組み立てる時に、小さな傷が付いてしまったり、塗装が剥がれてしまったりすることがあります。

少しの剥がれは仕方ない部分ではあるのですが、放置してしまうと、錆や鉄骨の劣化の原因になります。

そこで、「タッチアップ」という作業を行います。

タッチアップとは錆を防ぐために、現場で「錆止め」を塗布し、鉄骨の劣化を防止いたします。

鉄骨の強度を高め、鉄骨の寿命を延ばし、完成した建物が長く安全性を保てるよう、必要な作業です。

タッチアップ